【岐阜】丸幸運輸(炭竃正弘社長、羽島市)には健康増進、筋力向上に向けて24時間利用できる社員専用のトレーニングジムが設立されている。

約5年前、同社は利用していない倉庫をトレーニングジムとして改装。社員のヒアリングも行って、1階にはサンドバックや電動バイク、縄跳びといった有酸素運動器具を置き、2階にはダンベル、ベンチプレスといった無酸素運動器具を用意した。体の部位をまんべんなく鍛えることができるが、特に充実しているのが背中の筋トレグッズ。背中に特化した10種類のトレーニング器具を購入しており、これは腰痛になりやすいドライバーを思ってのこと。また、水分補給やシャワーの利用も可能。

週3回ほど利用する炭竃光希取締役は「会社から30秒もかからないところにあるため筋トレしたいときにすぐできる」とコメント。さらに「弊社は市場仕事で青果の荷物を扱うため、夜も遅いし、体力もいる。だからこそ24時間利用できれば通いやすいし、筋トレすることで仕事のしやすさにつながるのでは」と考えを示した。

ジムを開設した当初は利用者が少なかったという。しかし、会社のグループライン・SNSへの投稿や積極的な声掛け、さらにジム用品を充実させたことによって徐々に利用者が増加。現在20~30代が多く利用し、中には出勤前と退社後、そして休日も通う社員がいる。

「社員が健康になってほしい」という気持ちが込められた同取り組み。今後については運動習慣が身についていない社員も利用できるように、さらなるジムの充実を目指す方針だ。

◎関連リンク→ 丸幸運輸株式会社