社用車向け交通安全アプリ「AI―Contact(アイ・コンタクト)」を展開するジェネクスト(笠原一社長、横浜市港北区)は、エンジェル投資家の島田亨氏が株主として資本参加したと発表した。

同社は笠原社長の父親が交通事故に遭ったことをきっかけに、ドライブレコーダーの映像解析による交通事故鑑定事業を創業。延べ約10年に渡り数百件にも及ぶ事故の原因解明を実施。事故鑑定の映像解析技術では、日米中で特許を取得している。

事故映像を解析する中で、交通事故の主原因は道路交通法違反にあると考え、2016年から位置情報技術を活用し、車両の道交法違反を検知する技術の開発を開始。2018年にクラウド交通安全システム「AI―Contact」をリリース。その後、スマホアプリで交通違反を記録する「AI―Contactモバイル」、リアルタイムでドライバーに違反をアナウンスする「AI―ContactNOW」、完全無料の運行管理アプリ「AI―Contactフリート」をリリース。シリーズ累計で国内車両1万台を超えるユーザーが活用している。

島田氏は「一見『地味なサービス』に捉えられがちな事業だが、どこにも真似できないDBノウハウを背景に、驚くべきTAMを持つ事業。珍しい『玄人好みのStartup』で、とても期待している」とコメント。

笠原社長は「『交通事故で悲しむ人がいない世の中を創る』という当社の理念に対して、島田氏に共感いただけたことを何よりも嬉しく思っている。上場を目指す中で、豊富なご経験をお持ちの島田氏がメンターとして加わっていただけることはとても心強い」とコメント。「より一層、世の中に広く交通安全・事故削減を訴え、安全な交通社会実現に向けて尽力していく」としている。

◎関連リンク→ ジェネクスト株式会社