第一貨物(山形県山形市)は1月5日、米田総一郎社長が社内への「2024年・年頭訓示」を行った。

年頭訓示の前に、米田社長は「元日に発生した能登半島地震の犠牲になられた方々に心よりお悔やみを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます」と述べ、「当社アライアンス先のトナミHDを含め、被災地の状況は大変厳しいものと推察申し上げますが、できる限りの支援をして参りたい」と話した。

年頭訓示では、「昨年は厳しい中ではありましたが、やるべき事は確りと取り組めたと思います。本年も厳しい事は多々あるとは思いますが、それに対してもやるべき事をしっかりやっていきましょう」。

「2024年は辰年。キーワードは『変革(転機)』。これまでの努力が実って夢が叶いやすい年、との事です。我々は、ここ数年にわたり、やるべき事をしっかりやり、努力を積み重ねて来ました」

「引き続き粘り強く、全事業でコスト構造改革、コストの抑制に取り組みつつ、輸送事業では運賃条件改善・物量の確保・貸切事業の拡大に取り組み、ロジ事業では条件改善や新規拠点での業容拡大に取り組むことで、しっかりと利益を確保していきましょう」

「昨年新たに資本業務提携した三菱倉庫とのシナジーも発揮し、総合物流サービス提案力を強化し、業容拡大につなげて行きましょう。3月には中央研修所も竣工稼働します。より一層採用競争力を高めると同時に、離職率の低減につなげましょう」とした。

そして、年頭訓示の最後に「やるべき事は盛りだくさんですが、昨年の苦労を乗り越え、今年はこれまでの努力を結実させ、V字回復する年にして参りましょう」と述べた。

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