【愛知】ラクネット(近靖彦社長、名古屋市)ではこのほど、「プペルバス」の保管・回送を行った。

「プペルバス」とは、お笑い芸人西野亮廣氏作の人気絵本『えんとつ町のプペル』のイラストの描かれたトラックの車内を改装、光る絵本展の会場として利用しているもの。一昨年、大阪の男性が「病気で個展に行けない子供たちにも見せてあげたい」と移動式個展会場を考案、クラウドファンディングを使って製作し、現在は賛同者らによる自主イベントなどで各地を巡っている。

同社にこの仕事が入ったのは、近社長が知人に「車の保管と回送ができるところを探している人がいる」と聞いたことから。主催の女性と連絡を取り、「コロナ禍で塞ぎがちな子供たちに夢を与えたい」という女性の思いとこのバスの趣旨を知った近社長は利益度外視で受けることを即決。タイトなスケジュールをものともせず、時には近社長自らもハンドルを握り、静岡や三河エリアを中心に巡回した。

近社長は「やめるのは簡単だが、やるために工夫をして実施することも大事」と今回の流れを振り返り、「子供に夢を与えられる、運送業冥利に尽きる仕事ができた」と会心の笑みを浮かべた。

◎関連リンク→ 株式会社ラクネット