三井物産100%子会社のe―dash(東京都千代田区)は、CO2排出量を可視化するクラウドサービス「e―dash」を提供している。同サービスは、中小企業を含むすべての事業者で把握が望まれる「スコープ1」「同2」の排出量について、月に1回、エネルギー関連の請求書の画像データをアップロードするだけで、算出できる仕組み。

 

自動車部品輸送を手がける三星運送(愛知県豊橋市)も導入している同サービスについて、「排出量の『把握』と、コンサルによる『実行』をあらかじめ一体化して提供することが特徴」と語るe―dashの甲斐綾乃部長に話を聞いた。

 

同部長は、「運送会社さんの場合、給油の月次請求書や営業所の電気・ガス利用料の請求書を当サービスにアップロードいただくだけ。属人化せず、タイムリーに管理・把握できる」と説明する。

 

 

「算定ロジックは、環境省・経産省のガイドラインと照らし合わせた大手監査法人の第三者検証を実施済みのもので、正確なCO2排出量が算定できる」と胸を張る同部長。「顧客ごとの算出など、活用法は様々。CSVデータとしても出力可能」と付け加える。

 

同サービスでは、取り組みの道標となるCO2排出量の削減目標の設定支援や取り組み方のアドバイスをはじめ、具体的な削減提案なども付随。「脱炭素に向けては、ユーザーそれぞれの状況に適した施作の検討と実行が重要になる。果たされたい目標や事情を踏まえた上で証書調達やクレジットの活用など、選択肢を提案していきたい」。

 

利用料は月額1万円から。「初期費用なども不要で、手軽さも特徴」とし、「操作性も好評」だという。「荷主や取引先の要請に応えるだけでなく、自社サイトに『CO2排出量の測定を始めました』と掲載するなど、一歩先へと進んだPRが実現できるはず」。三星運送の髙木俊英氏は、「排出量の推移をグラフ等で分かりやすく把握できる点に便利さを感じている」とコメントしている。

 

甲斐部長は、「請求書をアップロードするだけという簡単さが当サービスの強み。手間をかけずに利用いただけるよう特に意識している」とアピール。「排出量可視化のその先にある支援サービスにもこだわっている」と語る。

 

◎関連リンク→ e-dash株式会社