全ト協(坂本克己会長)主催の第54回「全国トラックドライバー・コンテスト」は10月22~23日、茨城県ひたちなか市で行われ、その表彰式を第一ホテル東京(東京都港区)で10月24日に催した。

コンテストに参加したのは約1000人におよぶ全国のトラックドライバーたち。その中から、各地区大会を勝ち抜いた126人が、学科および点検・走行技術の実科で競い合った。

400点満点の学科平均点は351点(前年は359点)で満点は1人。600点満点の実科平均点は530点(同524点)で、総合平均点は881点(同883点)だった。

プロドライバー日本一の「内閣総理大臣賞」に輝いたのは、西林仁氏(11トン部門・西濃運輸)。

4つの各部門で優秀な成績を収めた上位5人は次の通り。(敬称略)

▼4トン部門=優勝・松浦龍樹(兵庫県代表、日立物流西日本・兵庫営業所、獲得点982点)
▼11トン部門=優勝・西林仁(兵庫県、西濃運輸・尼崎支店、982点)
▼トレーラ部門=優勝・真浦将利(福岡県、バンテック・港運事業本部港運事業部九州港運課、972点)
▼女性(トラガール)部門=優勝・草野真理子(愛知県、岡崎通運・上郷ロジネットセンター、965点)

なお、国土交通大臣賞は坪中貴之氏(4トン部門2位)、全日本トラック協会長特別賞は武田栄二氏(11トン部門3位)に贈られ、各部門の優勝者4人には「警察庁長官賞・全日本トラック協会長賞」および「海外派遣賞」を、各部門の1~5位には「全日本トラック協会長賞」を授与した。

さらに各部門の優勝者所属の事業所には「国土交通大臣賞」が、1~5位の受賞者所属の事業所には「全日本トラック協会長賞」が贈られた。

表彰式では坂本会長が「コンテストに参加した皆さんは大変なものを得たことを感じて、これからの仕事でも各地域で安全運転の模範となり、ドライバーのプロとしてさらに事故のない街づくりに邁進するきっかけにしていただきたい」とあいさつ。

また、国交省の堀内丈太郎自動車局長、警察庁長官官房審議官の小林豊氏など多数の来賓も参加し、祝辞を述べた。

◎関連リンク→ 公益社団法人全日本トラック協会