ギフト物流大手のラオックス・ロジスティクス(栃木市)はこのほど、同市の自社物流センター内で開設準備を進めていた冷凍倉庫が竣工し、稼働を開始したと発表した。ラオックスグループ外の物流も担う同社が冷凍倉庫を自社保有することは、ギフト業界では例を見ない試みとなる。

同社によると、食品EC市場の拡大や冷凍食品の消費増加が影響し、冷凍倉庫の需要が拡大しているという。冷凍倉庫の開設により、冷凍保管した商品を出荷時に解凍して常温商品と合わせて発送するなど、通常は同時に扱うことのない常温製品と冷凍製品の保管から出荷までをワンストップで対応が可能になる。

同社は「東北道佐野インターチェンジに近い倉庫の立地を生かし、小ロット発送、シーズン限定の一時保管など顧客の多様なニーズに対応した物流サービスを提供していく」としている。

◎関連リンク→ ラオックス・ロジスティクス株式会社