全ト協(坂本克己会長)は6月29日、第一ホテル東京で第100回通常総会、並びに第201回理事会を開催した。

坂本会長は、荷待ちや荷扱いなど、荷主の責任を明確にし、罰則、そして法令化まで示した政策パッケージについて、「事業法改正を議員立法で成立させたことが大きい」とし、「全体の5%しか成立しない難しい議員立法で成立させられたのは、全国のトラック運送事業者、皆様のおかげ」だと、何度も感謝の意を表した。その上で、「実運送事業者がしっかりと経営していける、そしてドライバーが自信と誇りをもって働いていける」、そんな業界になるよう、今後も取り組んでいくことを誓い、さらなる協力を呼び掛けた。

総会では、令和4年度の決算が審議され、議案通り承認した。正味財産増減計算書では、会費収入2億7135万円、受取補助金等33億72万円など、経常収益39億8348万円を計上する一方、事業費39億6858万円、管理費3億2579万円など、経常費用42億9437万円となり、経常増減額は3億3931万円のマイナスとなった。経常外増減額と合わせ、当期一般正味財産増減額は5億2914万円のマイナスとなり、正味財産期末残高は400億4056万円となった。

任期満了に伴う役員選任では、理事、監事、会計監査人が選任され、第201回理事会において、坂本会長の続投が決まった。

今年10月開催の第28回全国トラック運送事業者大会は、北海道ブロック・札幌市での開催となるが、次年度第29回は、九州ブロック・熊本県熊本市での開催が決まった。

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