リベロ(鹿島秀俊社長、東京都港区)は5月17日、全国130社の引越会社が加盟する引越会社向けプラットフォーム「HAKOPLA(ハコプラ)」の2023年春の繁忙期アンケート調査結果を発表した。

まず、3月~4月引越しの受付・受注件数(回答社数84社)については、コロナ前(2019年)に比べて「とても増えた4%(19年対比120%以上)」「増えた33%(同101%~119%)」と回答した会社は約4割にとどまった。

3月~4月引越しの受付・受注件数(回答社数84社)は、昨年に比べて、半数以上が「とても増えた45%(昨対比120%以上)」「増えた24%(昨対比101%~119%)」と回答した。

また、繁忙期の引越料金相場(成約単価)見込みについて(回答社数70社)は、1月に約半数の50%が昨年と同価格と予想。繁忙期の成約単価(中央値13万円)については、来年も成約単価は上がる見込み(有効回答社数69社)と回答。

2024年問題の対応策について(回答社数84社)は、利益改善面では「単価UPと配車効率化」など、労働環境改善面では「時差出勤や夜勤制の導入」など、人材・採用強化面では「採用動画を製作し中途・新卒採用を強化」「ドライバーの早めの確保」などの意見が集まった。

鹿島社長は「人手不足について引越業界は群を抜いて致命的な状況にある。来年は2024年問題で、繁忙期にこなせる件数が下がるため、結果的に引越難民が増え、引越単価も上がるのではないか」としている。

◎関連リンク→ 株式会社リベロ