結城運輸倉庫(結城賢進社長、東京都江東区)は今年9月に創業100年を迎える。

同社は1923年に関東大震災の復興時に、馬車による食料や材木の運搬から始まった。「物流を通じて社会に貢献する」という創業理念のもと、現在では石油製品をメインに扱い、全国に数多く営業所を構える。

そして、創業100周年の記念事業の一環として今回、新たにロゴを作成した。この100周年記念事業を担当するのは、総務部の採用・厚生チームリーダーの高橋直美氏で、ロゴ作成や社史編纂を手掛ける。

髙橋氏によると、ロゴのデザインは、昨年の夏に発行した社内報で、全国にある営業所からデザイン案を募集したのだという。約50作品の応募があり、最終的に選ばれたのは関東支店栃木営業所の薄根清所長のロゴデザインだ。

ロゴの意味は、同社の荷主カラーを土台として採り入れ、扱う石油が使われる場所を工場やビルで示しているという。

また、石油を運ぶ同社が避けては通れない地球環境への配慮という観点から、100の0を地球に見立てたモチーフとして採用している。

結城社長によると、100周年ロゴは今後、名刺への印刷、社屋や倉庫にペイントしていく。そして、ロゴの原案者には、表彰を予定しているという。

「多くの社員が企画に参加してくれた。今後も社員が記念事業に楽しんで参加したいと思えるような会社にしていきたい」としている。

◎関連リンク→ 結城運輸倉庫株式会社