星田商運(星田哲生社長、茨城県古河市)は2012年創業の物流企業。建築資材・危険物などの一般貨物輸送および、茨城県古河市を中心に倉庫業を展開している。

倉庫は2019年、2020年に普通倉庫をそれぞれ1箇所400坪ずつ、2021年には危険物倉庫を300坪ずつ2箇所増設。今年3月にも300坪の危険物倉庫を2箇所、250坪で1箇所増設した。2024年には900坪の倉庫を増設予定とのこと。

星田社長は「創業当初は売り上げ重視の経営だったが、仕事を続けるうち、サービス品質の重要性を実感した。数ある運送会社の中から選ばれる企業となるには、仕事の品質を上げていくしかないと感じた」とこれまでを振り返る。同社はこの品質重視の姿勢と、社長が長年慣れ親しんできた古河市への地域密着型経営が相乗効果を産み成長が続いてきた。同社長は「私自身、古河市で39年間お世話になっている。これからも古河市に貢献できる地域密着型の物流企業であり続ける。危険物を扱うようになったのも、古河市で扱える物流業者が少なく困っている人がいるのを見過ごせなかったから」としている。

また、ドライバー数も増加が続いている。一部セノプロトラックを導入している他、社宅を用意するなど労働環境の改善に力を注いできた条件面と、職場の雰囲気を伝える投稿動画が反響を呼んで求職者が集まっているという。加えて、近年は働き方改革が経営のメインテーマとし、個人の事情に合わせた柔軟なスケジュールや長時間労働の削減などホワイト化に向けて工夫を続けてきた。

同社長は、「社員を幸せにするという創業当時から続けてきた一番の目標を大事にしていく。ドライバー数も、まもなく自身で想定したアッパーギリギリの人数となる。これからもドライバーと、お客様の両者から求められる会社を目指した経営を続けていく」としている。

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