福岡運輸ホールディングス(富永泰輔社長、福岡市博多区)は4月1日、福岡運輸を通じて、関東を中心に食品輸送を手掛けるサントス(山本秋彦社長、東京都多摩市)とそのグループ会社であるグリーンステージ(同社長、同市)の全株式を取得し、グループ化したことを発表した。

サントスとグリーンステージは、食品の店舗配送に強みを持つ定温物流企業で、入出荷・配送・庫内作業・在庫管理に至るまで、総合的な物流サービスを提供しており、町田市に構える拠点を中心に、茨城・埼玉・神奈川・静岡県に計12拠点を配置、小売りチェーンやレストラン等にサービスを提供している。

サントスは平成13年に設立、従業員数329人、車両280台を有し、直近の売り上げは25億400万円(令和2年3月期)を計上している。一方、グリーンステージは、平成25年に設立され、従業員数40人、車両39台を有し、直近の売り上げは、5億3100万円(同)を計上している。

今回のグループ化によって、福岡運輸グループの関東圏における物流拠点は、21か所となる。

同社では今後、「全国に展開するメーカー物流とサントス及びグリーンステージの強みである店舗配送を併せ持つことで、物流機能に一層の厚みを持たせることが可能となる」とした上で、「お客様に、より利便性の高い一貫した物流サービスを提供できるよう、グループ各社との連携も進めながら、サービスの向上に努めていきたい」としている。

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