近年、効率化や荷主対応などの観点から、位置情報サービスを活用する事業者は増えている。しかし種類が多岐にわたり、自社に合うものがなかなか見つからないという声も多い。トラック用品を取り扱うパーマンコーポレーション(大阪市西区)ではこのほど、業務用位置情報確認サービス「どこなん?」をリリースした。携帯電話のGPS機能を活用した業務向けの位置情報確認サービスで、複数の携帯電話の位置情報を同時に取得し、地図に表示する。

既存の位置管理サービスが煩雑で使いづらいという顧客の声をもとに、シンプルな機能を目指した。地図は使い慣れたグーグルマップを使用し、違和感なく利用できるのが嬉しい。

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更新ボタンを押してから位置情報を取得するので、まさに今居る場所がピンポイントで分かる(更新には30秒から1分程度必要)。また、個別検索だけでなく、全員同時検索もできる。その他にも、キャリア電波による位置探知も同時に行うため、一般的なGPS端末より位置情報の取得エリアが広い。

同社技術・開発部の佐藤奨氏は「写真添付ができるので、アルコールチェッカーの測定結果(写真・位置情報)も保存できる(添付した写真は、拡大表示することも可能)。置き配の証拠写真としても使える」と説明する。車だけでなく、人の位置情報も取得できるため、運送業をはじめ営業マンや訪問介護などさまざまな職種での活用が期待されている。

初期費用は0円。GPS端末は携帯電話を利用するので端末費用はかからない。また、毎月の費用は1社当たり550円(税込み)の管理者ID利用料と携帯電話1台当たり605から770円(税込み)の月額通信料と、事業者にやさしい価格で提供。
近年では動態管理だけでなく、災害時など非常時の社員の安否確認のニーズも高まっている。そのため、電話連絡不要でドライバーの位置確認ができる「どこなん?」は最適なサービスだ。佐藤氏は「小規模企様でも最新の位置情報管理システムを導入してもらえるように必要な機能だけに絞り、低価格に抑えた。初月無料なので一度試使して欲しい」と話した。

◎関連リンク→ 株式会社パーマンコーポレーション