サントリーロジスティクス(武藤多賀志社長、大阪府大阪市北区)は、新たに稼働したサントリー浦和美園配送センター(埼玉県さいたま市)を公開し、自動運転フォークリフト(AGF)など同社のスマートロジスティクスの取り組みを紹介した。

同社では、埼玉県草加市や三郷市など複数個所に分散していた倉庫機能を同センターに統合集約、在庫配置や倉庫間移動の効率化を図り、首都圏への出荷を強化していく。

またDX施策として、豊田自動織機と共同で開発した4台のAGFとコンベアを組み合わせたシステムが稼働する同センター3FのAGF専用エリアでは、有人作業と比較し工数約30%削減を見込み、省人化を進めることで人手不足に対応していく。

なお、同センターでは省人化に加え、再生可能バッテリーを活用するなど温室効果ガス排出削減にも取り組み、さいたま市SDGs企業認定の取得を目指す。

武藤社長は「出荷倉庫でこうしたDX化の取り組みは初めてで、この拠点をしっかりと稼働させて検証し、さらにブラッシュアップしていく」と話しており、今後は協力会社への拡大も視野に進めていく。

 

◎関連リンク→ サントリーロジスティクス株式会社