法改正によりドライバーの負荷軽減や荷待ち・荷役時間の把握と改善が荷主に求められるなか、倉庫・物流施設のバース予約システムの導入が進んでいる。

 

矢野経済研究所(水越孝社長、東京都中野区)が5月に発表した「トラック分野における物流テック市場に関する調査」の結果によると、2025年度のバース予約受付システムの市場規模は、導入拠点数ベースで6300拠点。前年度比152%と高い成長率を維持した。

 

今後も増加傾向で推移し、28年度には1万1500拠点に達すると予測。また、これまでは主に着荷主側で導入が先行してきたが、今後は発荷主側への展開が本格化し、さらに中堅・中小規模の荷主においても導入が加速すると見ている。

 

そんななか、市場シェアを順調に伸ばしているのがハコベル(狭間健志社長、東京都中央区)の「トラック簿」(写真)だ。同調査で出た結果の推計から、「成長率ナンバーワン」をアピールしている。

 

バース予約受付システムの導入により、業界では「運送会社の手間がかえって増えた」といったケースが散見されるが、同製品は「荷主の最適化だけを図るのではなく、荷主と運送会社をトータルで最適化していく」という設計思想を持つ。

 

導入時にはオペレーション設計も重視。同社のスタッフが現場を訪れ、「荷主も運送会社も巻き込んで」(同社長)実際の使い方を構築していく。運送会社側の使い勝手も大切にし、「運行管理者やドライバー側からの時間変更なども可能」だという。

 

こうした強みにより、「(他社製品と)比べることになったら、6〜7割は当社を選ぶ」(同社長)という。

 

基幹システムやWMS、TMSなどとの連携も可能。今後も幅広いソリューションの提供を目指し、他社システムも含めさらなる連携に注力していくという。

 

◎関連リンク→ ハコベル株式会社