なんでこんなに揉めてんの?制度の核心部分

テルヤン:なぁカズキ!国交省が26日に開いた検討会がエライことなっとるで!

 

カズキ:どないしたんや急に。

 

テルヤン:適正原価の話やねんけどな、業界の人らが集まって第2回の会議やったんや。トラック協会も労働組合も、経済団体も農業も出版業界も全部出てきてな、めっちゃ白熱しとったわ。

 

カズキ:ほー、総出演やないか。そんな大事な会議なんか。

 

テルヤン:せやねん。国交省の偉いさんがな、この制度には2つの狙いがあるって言うてたで。1つは荷主と運送会社が運賃をちゃんと見える形で交渉できる基準を作ること。もう1つはな、適正原価より安い運賃でずっとやっとる会社には警告出して、最悪は市場から出ていってもらうっちゅう厳しい側面もあるんやて。

 

カズキ:おお、結構ガチやな。物流をただのコストやなくて、新しい価値を生むサービスとして見直そうっちゅうことか。

 

テルヤン:まさにそれや!ドライバーさんの給料アップにも繋げたいって言うてたわ。

 

現場で実際に起きてること、業界のホンネ

物流トラックと運送業界の会議イメージ
画像: Pixabay

カズキ:で、実際に業界の人らは何て言うてたんや?

 

テルヤン:まずトラック協会がな、全国から1500件も意見集めたんやて。会員の95%以上が中小零細やから、荷主との交渉力がめっちゃ弱いねん。そやから実態に合わせた細かい制度設計をお願いしますって訴えとったわ。

 

カズキ:そらそうやな。力関係が偏っとったら話にならんもんな。

 

テルヤン:副会長さんがな、国の調査では8割9割の便に帰り荷があるってなっとるけど、それ超大手だけの話やって言うてたで。中小にはほとんどないし、ローリーとかセメント運ぶ車なんて帰りに荷物積めへんねん。そういう実態も考えてほしいって。

 

カズキ:確かに車の種類によって全然違うもんな。

 

テルヤン:労働組合の人はな、今でも8%の事業所で時間外労働の上限超えが常態化しとる過酷な現場やって報告しとったわ。それでな、一番怖いのは価格が固定されることやって。国が数字出したら「これだけ払えば十分やろ」って思われるんちゃうかって心配しとんねん。

 

カズキ:ああ、それはあるかもな。適正原価がゴールやなくてスタートラインやって考えなアカンわけやな。

 

テルヤン:そういうこっちゃ!運賃上がって収益良くなって、それが人件費や設備投資に回って、労働条件も改善されたかどうか、4段階でチェックする指標も提案しとったで。

 

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荷主側の言い分と構造的な難しさ

カズキ:荷主側はどない言うてたんや?

 

テルヤン:商工会議所とかはな、物流コストが小売から消費者まで影響するから、サプライチェーン全体の声を聞いて丁寧に進めてほしいって。あと投資の原資は本来利益から出すもんやから、法律で決まった安全確保の最低限の経費だけにしてほしいって言うてたわ。

 

カズキ:ほー、そっちはそっちで慎重なんやな。

 

テルヤン:でもな、トラック協会の副会長さんが反論しててな。脱炭素で車両買い替えとか、将来の投資ができへんかったら輸送能力そのものが維持できへんって。そういうのも適正原価に入れてほしいって理解求めとったで。

 

カズキ:お互いの立場があるから難しいな。

 

テルヤン:もっと大変なんがJA中央会と出版業界や。農産物はな、天気で価格変わるし、卸売市場で需給で決まるから上流で価格決定権ないねん。運賃上がった分を商品価格に上乗せするんがめっちゃ困難やって。短期間で原価割れのペナルティ課されたらサプライチェーン全体が立ち行かんって訴えとったわ。

 

カズキ:それはキツいな。価格決められへんのに運賃だけ上がったら詰むやん。

 

テルヤン:出版業界はもっと深刻やで。再販制度で定価販売やから取次も書店も勝手に価格変えられへんねん。試算では適正原価導入で運賃が今の2倍、275億円の負担増になるんやて。このままやと書店が閉店ラッシュで出版流通が破綻して、教育や文化に致命的な影響が出るって危機感示しとったわ。

 

カズキ:2倍はエグいな!しかも教科書は行政が価格決めとるから、文科省が早く対応せんと子供に届かんようになるって話か。

 

テルヤン:そういうこっちゃ。出版業界は往復で返品も積むから、一律50%の実車率基準を見直してほしいとも言うてたで。

 

これからどう変わる?押さえとくべき制度の方向性

物流トラックと運送業界の会議イメージ
画像: Pixabay

カズキ:で、国交省は結局どんな案出してきたんや?

 

テルヤン:事務局がな、適正原価は個別企業の具体的な費用やなくて一般的な費用の積み上げやって整理したんや。全体として運賃収入が適正原価を超えとったらOKで、回収方法は事業者の裁量に任せるって。

 

カズキ:ほー、ある程度柔軟性持たせる方向なんやな。

 

テルヤン:せやな。あと今の標準運賃が実車率50%前提になっとるのと実態が合ってへんから、荷物あるなし関係なく走行距離と時間で費用を計算する方向性も示したで。物価変動への連動方式とか、安全投資やBCPの経費をどう入れるかとか、簡単に試算できるシステムも作る構想があるんやて。

 

カズキ:おお、実車率の見直しは大きいな。

 

テルヤン:最後にな、九州から関東への輸送の話が出ててな。週末やハッピーマンデーで休日増えて月曜まで現地待機になるケースがあるんやて。復路の荷物確保しようにも市場が休みやったら空車で帰るしかないし、6日間運行したら営業所に戻らなアカン144時間規制もあって、柔軟な運用とちゃんと休憩取れる仕組みを整理してほしいって切実な要望が出とったわ。

 

カズキ:現場のリアルな声やな。安全規制は大事やけど、実態に合わせた運用も必要やもんな。

 

テルヤン:国交省は安全規制の前提は崩さんけど、積載率向上と規制運用のあり方を今後検討していくって言うてたで。次は10月に第3回の検討会やって、新聞協会の話も聞いて関係省庁との協議結果も報告するらしいわ。

 

カズキ:まだまだ議論は続くわけやな。ドライバーさんの待遇改善と荷主の負担、安全規制のバランスをどう取るかが鍵やな。これからも注目しとかなアカンで!

 

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出典元:http://www.logi-today.com/992233

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