なんで人が辞めへんの?物流の常識覆す数字の裏側

テルヤン:なぁカズキ、めっちゃビックリする数字あるんやけど聞いてくれるか?

 

カズキ:なんやねん藪から棒に。どんな数字やねん。

 

テルヤン:茨城県の食品運ぶ会社がな、新人さんの1年目の定着率95%やねんて!物流でやで!

 

カズキ:95%!?ちょっと待てや、この人手不足の時代にそれはエグいな。普通すぐ辞めるもんやのに。

 

テルヤン:せやろ?しかもな、この会社がやってるのは冷凍も冷蔵も常温も全部扱う3温度帯管理で、しかも少量多頻度配送っちゅう、めっちゃ手間かかるやつやねん。

 

カズキ:それはキツいわ。温度管理しながら細かい配送とか、普通やったら避けたいやつやん。

 

テルヤン:ほんまそれ。2030年には輸送能力が最大25%も足らんくなるって言われてる中で、人が残る会社ってどうなってんのか気になるやん?

 

カズキ:確かにな。これまでは安くて速くて大量に運べたら勝ちやったけど、もうそういう時代ちゃうもんな。

 

テルヤン:そうやねん。これからは「この会社でずっと働きたい」って思われる関係性が勝負の分かれ目になってんねんて。

 

北関東の配送って実際どんだけ大変なん?

食品物流倉庫での共同配送作業の様子
画像: Pixabay

カズキ:でもな、なんで大手じゃのうて地元の会社がそんなに強いんや?

 

テルヤン:それがな、大手企業は今M&Aで規模拡大して海外とか広域輸送に力入れとるやん。効率重視やから地方の小口配送からは撤退する流れになっとるねん。

 

カズキ:ああ、儲からん部分は切り捨てる方向なんやな。

 

テルヤン:せやねん。で、その茨城乳配って会社はな、その大手が避ける面倒くさい領域をあえて引き受けとるわけよ。

 

カズキ:わざわざ難しい方選ぶんか。チャレンジャーやな。

 

テルヤン:でもな、これが賢いねん。北関東は首都圏への食品供給基地やけど、配送先がバラバラに散らばっててめっちゃ効率悪いねん。そこで共同配送って仕組みを使うんやて。

 

カズキ:共同配送?何社かの荷物まとめて運ぶやつか?

 

テルヤン:そうそう!複数の会社の荷物を1台に積み合わせることで、限られたトラックを有効活用するっちゅうやつや。国も推進しとる取り組みやねん。

 

カズキ:理屈は分かるけど、実際やるのは大変そうやな。

 

テルヤン:まさにそこやねん。大手から「茨城とか栃木の配送任せたいわ」って丸投げされて、それを複数企業分まとめて処理しとるんやて。

 

カズキ:ほー、大手とケンカせんで補完関係つくっとるんか。頭ええやん。

 

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共同配送の裏側にある見えへんコストって?

テルヤン:でもな、ここからが本題やねん。共同配送って聞こえはええけど、実は現場めっちゃしんどいらしいで。

 

カズキ:どういうことや?効率上がるんちゃうん?

 

テルヤン:積載率は確かに上がんねん。でもな、ドライバーさんは配送先ごとに違う荷物を何回も積んだり降ろしたりせなあかんから、運転中の負担がめっちゃ増えるねんて。

 

カズキ:ああ、そら大変やわ。1個1個確認しながらやし、間違えたらアカンもんな。

 

テルヤン:それだけやないねん。事務所も地獄やったらしいで。荷主ごとに請求の仕方も運賃計算も全部バラバラやから、処理が一気に複雑になるんやて。

 

カズキ:うわぁ、それはキツいな。デジタル化とかしてへんのか?

 

テルヤン:業界全体でデータの標準化が進んでへんから、個別対応せなあかんねん。社長さんが「請求担当の事務員は死にかけました」って笑いながら言うてたらしいで。

 

カズキ:笑い事ちゃうやん!でも正直な社長やな。

 

テルヤン:せやねん。でもな、この会社はその煩雑さから目をそらさんと、自分とこの運営力で乗り越えて、それを競争力に変えてんねんて。

 

カズキ:なるほどな。誰もやりたがらん面倒なことをちゃんとやれるから、他社が真似でけへん強みになっとるんやな。

 

選ばれ続ける会社になるには何が必要なん?

食品物流倉庫での共同配送作業の様子
画像: Pixabay

テルヤン:結局な、これからの物流って設備とか車両じゃなくて、人と人との信頼関係が勝負になってくんねんて。

 

カズキ:確かに。トラックなんて金出せば買えるけど、信頼関係は簡単に真似でけへんもんな。

 

テルヤン:そうやねん。荷主もドライバーも社員も、みんなとの関係を事業の基盤として考えて、選ばれるための仕組みを経営戦略に組み込んでるんが強いんやろな。

 

カズキ:単に働きやすいだけやなくて、ちゃんと価値ある仕事してるって実感できる環境なんやろな。

 

テルヤン:まさにそれや。大手が効率だけ追って撤退する領域で、地域の食品流通っていうインフラを支えとるプライドもあるやろしな。

 

カズキ:社会にとって必要な仕事やってるって自覚があるから、人も辞めへんのかもな。

 

テルヤン:ほんまそれ。今後は「どこと組んで仕事するか」が会社の命運を分けるわけやから、ドライバーさんも会社選びは慎重にせなあかんで。

 

カズキ:せやな。給料だけやなくて、ちゃんと続けられる環境かどうか見極めなアカンな。ええ話聞かせてもろたわ!

 

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出典元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3e031a6c1498a44eaab176ef5d7ee922d7eed1a4

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