「創業100年・年商100億円」を目指し、総合的な物流サービスを提供する八潮運輸(宮地宙社長=写真右、埼玉県八潮市)は4月30日、ハンディーズ(新井田知成社長=同左、神奈川県川崎市)および同社の子会社であるステアップ(同)の全株式を取得し、子会社化した。これは4月12日に八潮運輸の取締役会で決議し、同19日に株式譲渡契約を締結、同30日に株式取得となった。

ハンディーズは新井田氏が2007年8月に資本金1300万円で一般貨物運送事業として設立し、ステアップは2016年11月に設立。大型ウイング車から4~1㌧、軽貨物車と、2社で約50台を保有し、都内と神奈川県を中心に事業展開し、ハンディーズの2020年の売上高は約5億円、ステアップは約4000万円を計上。ハンディーズは大手宅配企業の横持ち等の事業も行っているが、事業内容はM&A後も継続し、従業員等の雇用もそのまま継続するが、代表取締役は宮地社長となり、新井田氏は取締役社長となった。

宮地社長は「新井田社長とは年齢も近く、パートナーとして共に成長していきたい。八潮グループは神奈川には拠点がなかったが、この2社をグループ化することで神奈川県にも運送事業拠点を構えることができた。今後は関東一円でより質の高い物流サービスを提供することを目指していく」と語る。

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