毎年2~3月の年度末は、引っ越しやオフィス移転が増えるため、物流緩衝材の需要が高まる。「物流魂」で知られるマルイチ(神奈川県厚木市)のオリジナル商品「ロールマット」も、この期間が最盛期となり、年間で最も受注が増えるという。

同社担当者は、「物流緩衝材として様々な現場で使用されており、ラッシングベルトと組み合わせて積荷を固定するだけでなく、壁や積荷同士の隙間に入れてスペーサーとしても活用頂いている」と説明。「今年は1月中旬から注文数が急増しており、ご発注頂く際は早めのご連絡をお願いしたい」と呼び掛けている。

同製品は芯材に優れた緩衝性をもつ旭化成ケミカルズの「サンテックフォーム」を使用。気泡同士が隣接しない独立気泡構造で、割れ・欠けに強く、「極めて高い衝撃吸収性を持つ」。

また、「繰り返しの衝撃に対して変形や緩衝性能の劣化が非常に少ないことも特長」で、「3か月間ベルトで締め続けてもほぼ100%復元したというデータもある」という。

 

 

さらに、「形状回復性が高く、優れた緩衝性を持つ一方、そのままの使用では耐候性が難点になる」ため、同社ではカバーとして国産ブランドの「ターポリン」を採用。「通常、屋外での使用では1~1年半が寿命と言われる発泡材をターポリンでくるむことで、耐用年数が5~10年と大幅に伸長する」。

 

同担当者は、「繁忙期間中は普段よりも長めの納期を頂く場合があるが、クオリティを落とすことなく、高品質のロールマットをお届けしていきたい」と語る。

 

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