冨士倉庫運輸(兼元邦浩社長、京都市伏見区)はこのほど、新社屋の竣工式を開催。コロナ禍ということもあり竣工式は略式で行われ、社長あいさつ、来賓あいさつに続いて内覧会が実施された。なお、隣接する新倉庫も現在建設中で、来年4月に完成する予定。

新社屋はBCP対応できる建物として設計されている。兼元社長によると、「桂川が近くに流れているが、万一、氾濫した場合にハザードマップでは3mが水に浸かる可能性があり、実際に、3年前の台風21号の時、桂川の怖い光景を目の当たりにした。BCP対応の事務所と倉庫を設ける必要があった」という。さらに、「従来の社屋では古い建物なので通信機能が拡充できないため、思い切って建て直すことにした」。

「物流は止めてはいけない」と語る兼元社長。BCP対策として、通信インフラとシステムすべてを2階のサーバールームに設置し、水に浸からないようにした。サーバールームは熱がこもらないよう、24時間エアーコンディションを保って空調管理している。さらに、電気系統は屋上にキュービクルを設け、そこから地下を通って新倉庫に送電されるという。

CSの向上だけでなく、ESも格段に向上したという新社屋。それまで別棟に分かれていた休憩室や運輸部の事務所などすべての事務機能を集約したほか、充実した休憩室を備え、50人が入れる大会議室も設けた。

「お客様の事業形態もさまざまで、IC化やクラウドシステムも増えている。それらに対応できるよう従業員教育に努めたい」と兼元社長。「将来的にはIoT物流を進化させたい。そのためのインフラが整備できたのではないかと思う。社員一同、これからも切磋琢磨して社業を発展させていきたい」と力を込めて語った。

◎関連リンク→ 冨士倉庫運輸株式会社