ワンプラスワン(愛知県安城市)では据え置き型やトラック搭載タイプの防災ツールの展開を通して、社会貢献と業界地位の向上を目指している。

同社が防災事業部を立ち上げ、防災用品を開発するファシル(静岡県静岡市)の正規代理店となったのは昨年8月のこと。防災用備蓄スタンド「BISTA」の設置や車載用防災用品「シェアする防災セット」の導入でまずは社内の意識を押し上げた。

「BISTA」は空間に馴染みやすいデザインを採用してオフィスや医療機関、および宿泊施設などを対象に開発されたもので非常用電源や災害用充電器をはじめとした「本当に必要な」防災用品をストックするための設備。日頃から関係者などが目につきやすい場所へと設置しておくことで、いざという時に人が集まる「防災ステーション」としての役割にも期待が持てる。

一方の「シェアする防災セット」は非常用トイレやマスク、携帯カイロなどの7点が30人分用意されたもので、同社のトラックに搭載。搭載車には専用のステッカー添付で周囲にアピールし、トラック自体のイメージも高める。

同事業部の荻島千恵子マネージャーは荷物を乗せて各地をめぐるトラックにおける広い可能性にふれ、「こうしたトラックの普及で『何かあればトラックに人が集まる』ような形になれば良い」と言及。そんな考えはエッセンシャルワーカーとしての認識が広まるトラックの仕事にマッチするもので、「人々の暮らしを支える」という意義の深まりをより感じさせる。

今後については同事業の推進で社内外や地域社会における防災への関心を向上させていきたいとする同社。荻島マネージャーはそれらをふまえた未来を見据えて「将来的には地域の小学校などへ防災頭巾を寄贈するような取り組みもしていきたい」との考えを明かし、またトラックのあり方については「防災に関わることが当たり前になってほしい」との見解を示している。

◎関連リンク→ 有限会社ワンプラスワン