船井総研ロジは、9月27日に大阪、10月4日に東京で人事・賃金制度をテーマとした「新・時間軸給導入セミナー」を開催する。

 

多くの運送会社が導入している歩合給。「時間軸給」に比べて割増賃金を抑えられ、長時間労働になりがちな運送業へのメリットは大きいが、若い人ほど、「歩合給=ブラック」「提示された歩合給と釣り合わない労働時間を強いられる」というイメージを持つ。

 

近年は採用力の強化や定着率向上、訴訟リスク回避などを目的に時間軸給へ移行する企業が増えているが、「労働時間=給与」という考えから、無駄な残業が増えることを懸念し、移行をためらう運送事業者も少なくない。

 

同セミナーでは、公平で納得性の高い人事制度の事例や導入方法を紹介。特別ゲスト講師として、「労働時間だけで給与を決めない、仕事が遅い乗務員の給料が高くならない時間軸給」を導入している嵯峨運輸(京都市南区)の大井雅博社長が登壇する。建築用および自動車用ガラスの輸送に特化した同社は、社員数48名、トラック45台、グループ総売上11.8億円を誇る。

 

同社では、「法令を遵守して会社の指示に従う乗務員」の給与が、無駄な仕事が多い人より低くならないよう人事・賃金制度を設計。労働時間短縮と利益アップを実現しているだけでなく、公平で納得性が高いためドライバーの定着率も高いという。

 

会場は船井総研ロジセミナールームで、時間はいずれの会場も13時ー16時30分。東京会場のゲスト講座は録画となる。

 

受講費は一般企業が3万3000円、会員企業が2万6400円(いずれも税込)。

 

◎関連リンク→ 新・時間軸給導入セミナー