ホイテクノ物流(加藤雅仁社長、愛知県蒲郡市)は、被害者サポートセンターあいち(名古屋市)が推進する飲料の寄付型自動販売機を同市や豊川市、額田郡幸田町の各拠点にあわせて5台設置した。東三河地区における同自販機はそれまで2台しかなく、現状を知った同社が協力を申し入れ。これに対し、このほど蒲郡警察署で感謝状の贈呈式が行われ、加藤社長が同センターの白柳大仁事務局長から感謝状を受領した。

「被害者サポートセンターあいち」では、交通事故被害者を含む犯罪被害者や家族への相談・支援活動を行っている。

寄付型自販機は飲料の売り上げの一部を設置者がベンダーを通して寄付する仕組みで、寄付金は被害者に対する法律相談やカウンセリング等の費用に使われる。

同社の設置により、県内における総設置数は91台となった。

加藤社長は「交通事故被害者に比べ犯罪被害者の支援体制は少ないという一般論が頭にあったので、このようなサポートは素晴らしいと思う」と深く賛同する一方、「良い取り組みなのに、設置台数は多くない」と積極的な働きかけの必要性に言及。

同社が名乗りを上げたのも浸透を図るためであり、「ベンダーさんが手続きをしてくれるから導入はそんなに難しい話ではない。これがきっかけになって広まれば」と趣旨への共鳴に期待する。

 

◎関連リンク→ ホイテクノ物流株式会社