レンタル収納スペース推進協議会(RSA、多田充伸代表理事/押入れ産業)は6月24日、都内で2022年度定時会員総会を開催した。

多田代表理事はあいさつで「私も代表理事を15年務めたので、そろそろ下りたい。しかしレンタル収納スペースはこれからまだ発展する位置がたくさんある。RSAは日本のレンタル収納スペース業界の中心として浸透してきているので、これからも積極的な活動を一緒にしていただきたい」と語った。

議案では新理事としてUNWIRED LOGIC社のFarney Aaron Douglas社長が選任され、任期中の多田氏退任にあたり、多田氏は今後、名誉会長に就任することを決定し、新代表理事には吉田得生専務が就任した。

このほか2021年度第12期の事業報告および決算報告と監査報告、2022年度第13期事業計画および事業予算について諮り、承認を得た。吉田新代表理事は「サプライヤーがこの協会に入っているメリットをもっと作っていきたい。また保険の販売のサポートもしっかりやっていく」とあいさつし、11月に計画しているフォーラムについて説明した。

2022年度の活動としてまず「理念:VISION」を「多様化するセルフストレージ産業の健全な発展と普及を図るとともに、一般消費者に適切な情報提供を行う」と決め、「使命:MISSION」として「収納ビジネス業界に関する事業の透明性を確立し業界内情報、動向を見極め、法令課題の対応を行う。また、海外同業団体との情報交換ならびに提携により幅広い情報を会員に提供する」と決定し、中期戦略も①事業者の会員率を高める②サプライヤー会員の関係強化③オペレーター向け事業運営マニュアルと会員研修促進④SNS等を駆使して会員紹介ビデオの投稿⑤市場調査強化と業界での権威ある情報源となる⑥SSAA、SSA、FEDESSAとの関係強化により、世界的に存在感を高める、の6項目も決定。

 

事業計画の運営概要は、①会員募集強化年度とし15社の増員を図る②2022トランクルームBIZ FORUMの開催③SSAAとの連携強化とともにヨーロッパ団体FEDESSAとのアフリエイトを推進④オペレーター向けオンライン等による細分化した研修会の内容充実スタッフの経験によるランク別教育の強化⑤SNS等を活用した情報の提供(フェイスブック、ツィッター、ラインの対応)⑥サプライヤーの営業推進支援。このほかRS専用保険制度のグレードアップと導入義務化の検討や海外団体との連携推進などを決定した。さらにRSA創設20周年記念パーティの開催も特別企画として計画している。

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