日本物流団体連合会(池田潤一郎会長)は6月27日、都内で定時総会を開催した。

池田会長は「物流業界では改善傾向にはあるものの、依然としてグローバルサプライチェーンの混乱は続いており、国内においてはトラックドライバー不足やドライバーの時間外労働規制が厳格化される2024年問題が迫り、当連合会でも労働力不足や生産性向上に向けた物流標準化や物流DXなどについて国や関係団体と連携しながら取り組んでいる」と述べた。

任期満了に伴う役員改選では、池田氏(日本船主協会、商船三井)が会長に再選。

副会長は、久保高伸氏(日本倉庫協会、三井倉庫)と真貝康一氏(日本貨物鉄道)が新任、その他の副会長は、渡邉健二氏(全国通運連盟、NIPPON EXPRESSホールディングス)、伊東信一郎氏(ANAホールディングス)、栗林宏吉氏(日本内航海運組合総連合会、栗林商船)、坂本克己氏(全日本トラック協会)、山内雅喜氏(ヤマトホールディングス)の5人で重任。長谷川伸一理事長(代表理事)、伊勢川光業務執行理事(事務局長)も留任し、新任は理事で高木宏明氏(日立物流)、監事で飯田聡氏(神奈川臨海鉄道)、桑原豊氏(丸運)の2氏が就任した。

 

また、「第23回物流環境大賞」の表彰式を実施。各賞の受賞者は次の通り。

▼物流環境大賞=日本通運「CO2排出量の可視化による脱炭素社会実現に向けた物流支援ツール」

▼低炭素物流推進賞(2件)=味の素・物流企画部、F―LINE・常温本部南関東支店マルチモーダルサービスセンター/佐川急便・東京九州フェリー

▼サステナブル活動賞(2件)=クラベ/東芝、SBS東芝ロジスティクス

▼先進技術賞(2件)=キョクレイ/ユニ・チャームプロダクツ、住友精化、井本商運、バンテック、日立物流▼日本物流記者会賞=いすゞ自動車▼特別賞(14件)=いすゞロジスティクス、牧野フライス製作所、住友倉庫/SBS東芝ロジスティクス(4件)/山九、サンキュウ・トランスポート・関西、日機装/DSロジスティクス、日新、日本通運・四国支店/ニチレイロジグループ本社、ニチレイ・ロジスティクス北海道、ニチレイ・ロジスティクス東北、ニチレイ・ロジスティクス関東、ニチレイ・ロジスティクス東海、ニチレイ・ロジスティクス関西、ニチレイ・ロジスティクス中四国、ニチレイ・ロジスティクス九州、キョクレイ、ロジスティクス・ネットワーク/日本梱包運輸倉庫/日本サニパック/パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、センコー、埼玉南センコーロジ/不二製油、センコー/ユニマットライフ、サーフビバレッジ、川崎近海汽船/ランテック

 

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