国交省は7月1日、4月から運用している特殊車両通行確認システムにエラーが判明したと発表。ただし、当該車両の重量・寸法は許可限度値内のため、通行する上で道路構造の保全及び交通の危険の防止に支障はないとしている。

特殊車両通行確認システムは、特殊車両を走行させる運送会社等の申請者が、通行させる車両の重さや長さ、種類等を自ら登録し、即時に車両が通行できる経路を自動で検索して許可証と同等の効力を持つ回答書を作成するもの。

今回の不具合は、分割可能な貨物を運搬できると判定すべき車両の一部がプログラムに登録されていなかったため、当該車両の回答書において分割可能な貨物は運搬不可と表示された。

誤った回答を行った件数については、4月1日から6月23日までにこのシステムを用いて909件、123社に回答を行っており、このうち94件(約10分の1)、14社に対して誤った回答を行っていたとしている。

これにより、誤った回答書を発行している申請者に、ただちに電話及びメールにて誤りを訂正し、お詫びするとともに、分割可能な貨物を運搬できる車両に対して、運搬可能であるとの回答書を発行するための、プログラムの改修を行う。

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