シーエックスカーゴ(山田英孝社長、埼玉県桶川市)はこのほど、篠栗冷蔵流通センターでフォークリフト危険講習会を開催した。

同社では、フォークリフトの危険性の周知を目的とし、定期的に各営業所で外部の講師を招いてフォークリフトの講習を行っている。しかし今回の同センターでは、感染症予防対策として、各営業所の講習経験者がフォローをし、フォークリフト従事者と作業員35人に対して行ったという。

講習では、慣れにより、危険なものに接近している認識が希薄になることがないよう、フォークリフトの重量や死角についての説明を行った。そして、実際に古くなった安全靴をフォークリフトで踏ませ、爪の威力を知ってもらうために空段ボールを爪で刺し貫通した様子を見てもらうなど、人との距離を確保しながら実演。改めて危険であるということの認識を参加者が持てるよう心掛けた。

参加者からは、「視覚・聴覚で伝わる講習だったので、危険の再認識ができた」「次回も実施してもらいたい」といった声が上がり、安全意識が向上したことが伺えたという。

なお、本取り組みなどを取り上げる同社の社内報「smile」(183号・2020年5月号、184号・2020年9月号)が2020年度の「経団連推薦社内報」審査の「雑誌・新聞型社内報部門」において、奨励賞を受賞した。

「会社として重視していることが明確に社員に伝わるように工夫されている」「現場第一の姿勢も貫かれていて、社風がそのまま社内報に表れている」といった評価を受けたことが受賞の理由だ。

 

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