日本ロジスティクスシステム協会(JILS、遠藤信博会長)は6月14日、第12回定時総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、3期にわたり会長を務めた遠藤信博氏(NEC会長)に代わり、大橋徹二氏(コマツ会長)が新会長に就任した。副会長は渡邉健二氏(NIPPON EXPRESSホールディングス会長)、三枝富博氏(イトーヨーカ堂会長)、山内弘隆氏(一橋大学名誉教授)の3人、専務理事は寺田大泉氏が留任した。

また、総会に引き続き、「2022年度物流改善賞」の受賞者表彰式を執り行った。この賞は、昨年の「物流合理化賞」から名前を変え、「ひとつの作業所(現場)で完結する、小集団が対象の『物流業務部門』(物流センター等での現場改善)」と、「複数の物流業務および工程を統合した範囲が対象の『物流管理部門』(運営・管理部門での改善)」の2部門で改善事例を募集、優秀事例として選出した25テーマを今年5月に全日本物流改善事例大会で発表。その中から今回、「最優秀物流改善賞」3件、「優秀物流改善賞」4件を決定し、表彰状を授与した。NPロジスティクスは昨年に続く最高賞の受賞となった。

受賞者は次の通り。

◆最優秀物流改善賞・物流業務部門=NX・NPロジスティクス「IEを活用した〝ONE TEAM〟による全体最適な庫内運営の実践~更なるユニットロードのSHINKAに挑戦~」

◆最優秀物流改善賞・物流管理部門=花王「withコロナ:在宅勤務を中心とした働き方改革およびBCP対応~~物流事務作業の標準化とデジタル化によるリモート化および生産性の向上」/本田技研工業「新ケースレス輸送治具導入による二輪完成車輸送の標準化」

◆優秀物流改善賞・物流業務部門=SBS東芝ロジスティクス/エヌ・ティ・ティ・ロジスコサービス/キユーソーエルプラン

◆優秀物流改善賞・物流管理部門=アサヒロジ。

◎関連リンク→ 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会