世界情勢の影響で燃料価格の高騰が長引き、経費負担増に苦しむ運送業界において、ヨロズ物流(新谷剛社長、大阪府富田林市)の国際事業部が昨年からスタートさせた、中国メーカーの事業用タイヤの輸入・卸が、「コスト削減の救世主」として大きな注目を集めている。タイヤコストを大幅に削減でき、さらに高品質で低燃費を実現するという同製品に、すでに多くの事業者が導入し、その効果を実感している。

中国本土でシェアはナンバーワンを誇り、世界のタイヤメーカー75社の中でも毎年トップテンに入るタイヤメーカーであるZC-Rubber(ゼットシーラバー)社のブランド「CHAOYANG(チャオヤン)」の国内総代理店となった同社。「チャオヤン」タイヤの最大の魅力は、圧倒的なコストメリットと、低燃費だ。コストについてヨロズ物流の試算では、例えば4軸低床増トン車のタイヤを国産からチャオヤンのタイヤに履き替えた場合、車両1台当たり約10万円のコスト削減になるという。つまり車両100台を保有する事業者であれば、履き替えるだけで約1000万円の削減となる計算だ。

低燃費に関しては、実際に導入した事業者の事例として、国産タイヤと比較して燃費データを計測したところ、約4%の燃費向上を実現したという。さらに、「品質の高さ、整合性、耐久性に感動している」といった高品質を裏付ける喜びの声も届いているそうだ。

ヨロズ物流では現在、北海道から九州まで日本全国に「チャオヤン」タイヤの販売代理店を展開している。運送事業者の利便性を追求し、今後、さらに拡大していく方針で、販売代理店も随時募集している。

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