【愛知】速水運輸(速水敬志社長、春日井市)では、通学路に面した本社入り口の防火壁に子どもたちの描いた絵をペイントし、プランターを置いて安心感を与えている。

同社は2年前に自家用給油施設を整備し、消防法上必要な措置として防火壁を設置。当時、老朽化したブロック塀の倒壊がニュースなどで取り上げられていたこともあり、「構造上安全ではあるが、世間一般の『危ない』というイメージを払拭したかった」と速水社長。そこで、以前からドライバーのメンタルケアにと運転席のドアに社員から集めた子どもの絵を貼っていたこともあり、その絵を活用して明るくペイントした。

防火壁沿いの道路は主要国道に通ずるため、交通量が多く朝は渋滞し、児童の登下校にも使われている。速水社長は「地域の人たちも子どもの絵を見て嫌な思いはしないだろう。少しでも心が穏やかになれば」と社員のみならず一般ドライバーのメンタルケアになることへも期待。また業界のイメージアップのためにも、小さな取り組みを積み重ねていきたい考えを示している。

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