大和ハウス工業が手掛けたマルチテナント型の大型物流施設「DPL沖縄豊見城」が竣工した。沖縄県豊見城市に物流施設として、北側に「DPL沖縄豊見城」、南側に「DPL沖縄豊見城Ⅱ」の2棟をほぼ同時期に開発。今回竣工した「DPL沖縄豊見城」に続き、「DPL沖縄豊見城Ⅱ」は本年9月に竣工予定で、2棟を合わせ、沖縄県最大級の物流施設となる。

 

「東アジアの中心に位置する那覇空港は、国内以外でもアジア主要都市との国際貨物ハブとして重要な役割を担っており、沖縄県は貨物の取扱量が増加傾向にあって、那覇市近郊では倉庫数が増加しているが、倉庫の空室率は低水準で推移している」として、大和ハウス工業は、2棟合わせて最大17社のテナントが入居可能な「DPL沖縄豊見城」および「DPL沖縄豊見城Ⅱ」を開発した。この2棟の総延べ床面積は約 12.2万平方m(沖縄コンベンションセンター6個分)で、貸床面積は7000平方mから入居可能。「DPL沖縄豊見城」はすでに物流企業など3社が契約済で、残り1区画のみとなっている。

「DPL沖縄豊見城Ⅱ」には従業員の子供を最大100人受け入れられる保育所を併設予定。倉庫は4温度帯での管理ができ、食品物流にも対応可能。立地は24時間の通関や深夜の離発着が可能な沖縄那覇空港から約5km、浦添ふ頭から11kmと空運・海運が利用でき、国際物流拠点としての機能も期待できる環境。総事業費は2棟合わせて約220億円。

 

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