東電運輸(石井栄二社長、三重県四日市市)は3月7日、愛知県豊田市に完成した「高岡物流センター」の竣工式を行った。

 

同センターの敷地面積は2万5400平方m。東名高速豊田ICや伊勢湾岸道豊田南ICへのアクセスが良い県道56号沿いに位置し、長さ161mにおよぶ建物幅で存在感を放つ。

 

鉄骨造り地上2階建て事務所付き倉庫の延べ床面積は2万平方m、最大天井高は15m。搬送設備として貨物用エレベーターと垂直搬送機をそれぞれ2基備え、広い駐車場には給油スタンドや洗車スペースを確保した。

神事には施工した角文(愛知県刈谷市)の鈴木文三郎社長やメインの荷主企業となるカリツー(同安城市)の加藤正則社長をはじめ関係者が参列。なおらいの席であいさつした石井社長は、本格稼働する4月が同社50期の節目となることからも、「感慨深いものがある」と述べ、各社の支えに感謝した。

 

「20年来の念願がかなった」と完成までの経緯を振り返った石井社長。この一大プロジェクトをともに背負う鈴江数正専務は、好立地を生かせる新拠点での挑戦をチャンスと捉え、「人の定着に注力したい」と意気込みを語った。

 

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