オプティマインド(松下健社長、愛知県名古屋市)は、同社が開発・提供するラストワンマイルに特化した配送ルート最適化サービス「Loogia(ルージア)」が、産業機械などを取り扱う大手専門商社であるユアサ商事(田村博之社長)にて採用され、自社便の積載効率向上や配送小口数拡大などに成功したと発表した。

ユアサ商事はLoogiaを2022年から導入開始し、複数の物流センターで、毎日配送ルートを計算した。自社便の積載率を上げるため、路線便から自社便に移行した場合のシミュレーションを実行。結果、自社便の積載率を10%向上し、路線便の年間運賃を10%削減することに成功した。また、自社便化の移行に伴い、自社便配送個口数が月間で15%拡大した。

同社総合企画部ロジスティクス戦略室の小林知治氏は、「これまでの自社便は決まった車両が決まったお客様へお届けする固定ルート配送であり、積載率が思うように伸びなかった」と指摘。「Loogiaを導入し、出荷量や届け先に応じた変動ルートへ見直したことで効果が目に見えてきた」とし、「毎日の配送が地図や数字で可視化されるため、改善点を見つける上でも役に立つサービス」と評価した。

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