柏崎トラック販売㈱(新潟県柏崎市茨目1511―1、資本金1000万円、代表者真貝行雄氏)は1月11日、事業を停止し、事後処理を田才淳一弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。

 同社は、1974年(昭和49年)4月に設立した自動車販売業者。トラックやマイクロバスを中心とした車両(中古車および新車)を取り扱い、オークションや柏崎市周辺の運送業者、建設業者などへの販売を中心に手がけ、98年1月期には年売上高約4億6000万円を計上していた。

 しかし、その後は競争激化などを背景に売り上げは低迷。不採算となっていた長岡支店を閉鎖(社有不動産は2005年に売却)したこともあり、近年の年売上高は2億円を割り込んでいた。

 過年の設備資金などを目的とした借入金の返済負担が重く、厳しい資金繰りが続くなか、販売用中古トラックなどの仕入れに難航し2021年1月期の年売上高は約1億円にまでダウン。事業の立て直しを進めたが奏功せず、支えきれず今回の事態となった。

 負債は約1億2000万円。

 (東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)