大和ハウス工業は11月1日、大型マルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅳ」の稼働を開始した。この施設の延べ床面積は東京ドーム7個分で同社最大規模。

同社は2019年9月から千葉県流山市で「DPL流山プロジェクト」として計4棟の大型物流施設を開発、今回完成・稼働した「DPL流山IV」は完成3棟目で、「東日本でも最大の物流施設」と話す。

「DPL流山プロジェクト」の物流施設は免震システムや非常用自家発電機を設置するなどBCPにも対応した防災配慮設計。働き方改革の支援として、テナント企業の従業員専用の保育施設やコンビニエンスストアも完備するほか、周辺環境への配慮として「四季のひろば」を設け、一年を通して彩りを与える数種類の植栽を施したり、外壁にルーバーを設ける等で、大型物流施設の圧迫感を緩和している。

また、常磐自動車道「流山IC」から約2.5kmと首都圏から東日本全域までアクセスできる立地にあり、「首都圏のみならず世界中からの輸出入の基地となるグローバルSCMに対応可能な施設としても利用できる」という。このほか、物流業界の人手不足を解消する「マルチ派遣」も導入し、同社では「働く場所から住まいまでを提供するのがDPL流山プロジェクト」と語る。

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