【香川】坂出キョードーサービス(坂出市)が建設工事を進めていた社屋が完成し、このほど新しい拠点での業務を開始した。同社は昨年、本社営業所から西へ約1kmの地点にある1200坪の土地を取得して資材ヤードに活用してきたが、所定の手続きが済んだ時点で同所に本社も移す。一方、旧拠点は貸しスタジオとしてリニューアルする計画。

平ボディーやユニック車を使った精密機器、特殊な大型貨物の搬送業務が主力で、四国エリアを中心に関東から九州まで広くカバーする同社。資材ヤードは現在、工事現場などで利用される電気工事が不要なソーラーモジュール付きハウスや、携帯電話基地向けの資材など顧客の荷物を一時保管し、中四国地域への配送を担う中継拠点として機能している。

天候や工事の進捗状況で配送スケジュールにズレが生じるなど、四国域内の中継地での一時保管ニーズが増加。「おのずと資材ヤードでの荷役作業も増え、そのたびに本社から出向くという手間を省くのも拠点を移転した理由の一つ」(惣田直人社長=42)という。いずれは新拠点の構内にクレーン付きの自社倉庫も整備したい考えだ。

一方、このほどコンテナハウスの販売事業も開始。これまでもソーラーハウスのレンタルは取り扱っていたが、「20フィートの海上コンテナを利用して全体のカラーのほか、ドアや窓の位置と大きさ、内装までカスタマイズして販売する」(同)とのこと。

ちなみに価格はスタンダードモデルで100万円(税抜き)から。また今年6月にはホームページを一新。「求人も意識しているが、日常の作業風景を掲載することで取引先に強みをアピールしたい」(同)と話している。

◎関連リンク→ 有限会社坂出キョードーサービス