三浦運輸(三浦眞美社長、山口県周南市)は今夏、コーヒー豆の販売事業を始めた。実店舗に加え、県東南部にある瀬戸内海の島・周防大島町内でキッチンカーを9月中旬から出店している。

事業の立ち上げ当初からキッチンカーの出店を計画しており、キャンピングカーなどの製作を行うみとも(下関市)で車両の制作を進めていた。車体は白が基調で、社長が同島内で撮ったヤシの木をイラスト化してデザイン。「島の風景に馴染む優しい雰囲気にした」という。

JR徳山駅近くの店舗「周防コーヒーファクトリー」で扱う豆をメインに、テイクアウト用に抽出したコーヒーやジュース、萩市の夏ミカンを使ったスイーツ類も販売する。

本格運営に先駆けて、会社の敷地内で模擬店を2日間実施。同事業の担当者だけでなく、手が空いたドライバーらも進んで手伝い、近隣住民にコーヒーを無料提供した。「大型車両の出入りで迷惑をかけることもある。模擬店は地域貢献として今後も続けられたら」と社長。

キッチンカーは、柳井市側から大島大橋を渡り、沿岸を左周りに15キロほど走ったコインランドリーの駐車場の一画に出店。当面は不定休で運営するという。

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