『物流DXネットワーク』(鈴木邦成、中村康久 共著、NTT出版)が書店の店頭に並び始めました。

 

最近のAI(人工知能)やIoT、5G、クラウドといったICT技術の急激な進化は、私たちの日常生活や企業活動を劇的に変革させようとしています。

 

スマートフォンは、単なる電話端末の領域をはるかに凌駕し、特に若い世代には圧倒的な人気を得ていますが、5G時代を迎え、その機能はさらに高度化、高加速化することになります。

 

さらにいえば5G時代にはライフスタイルや経済活動も大きく変化してくことになるでしょう。たとえば手軽で安全なモバイル決済やブロックチェーンの普及などの商流改革も加速度的に進む可能性があり、キャッシュレス社会も完全実現のときを迎えています。

 

もちろん、商流のみならず物流も含めた流通システムが大きく刷新されようとしています。

 

5G環境でAIの活用領域も広がり、ロジスティクス・物流業界も大きく、その効率性を高めていくことが期待されています。すなわち5G時代にはクラウドを通して得られるビッグデータにより制御された、モノの流れと情報の流れ、さらにはキャッシュフローがAI、IoTとのリアルタイムリンクのもとに迅速にムダなく、かつ戦略的に管理、活用されていくことになるのです。

 

5G環境で可能になる画像認識の高速化などのメリットもロジスティクス・物流業界が大きく享受することになります。またその流れにあわせての情報武装の徹底とシステムのより一層の高度化も必要になってくるわけです。

 

近年のEC(電子商取引)事業の爆発的普及や少子高齢化といった社会環境の変化にも大きな影響を受け、物流事業を取り巻く環境が大きく変わりつつあることから、AIやIoTといった最先端のイノベーションの導入が、今後も進んでいくことになるのです。

 

これまで、どちらかというと、勘と経験に頼っていた需要予測やそれに伴う設備投資も、まさにリアルデータに基づいて設計、実施される「データドリブンエコノミーによるコネクティッドロジスティクス時代がまもなく到来するといえましょう。