司企業(庄司只功代表、愛知県豊田市)の岐阜釜戸営業所(岐阜県瑞浪市)は廃校となった中学校の校舎を有効利用している。

同社が施設を取得したのは、2019年7月で各地の拠点をつなぐハブ的役割を担う物件を探していたなかでのこと。校舎は同年3月まで、釜戸中学校として使用されており、土地面積は29184平方m、体育館やグランド、プールに加えて各教室や職員室に多目的ホールといった、かつての姿を生かしたつくりは来訪者を驚かせ、自然と笑顔にさせる。

現在は、コロナ禍などの影響もあり、当初予定していた形には至っていないものの、数人のスタッフを擁して営業所として稼働中。廣中卓所長代理はその広さゆえの苦労もあるとしながら、「将来、この学校に通っていた学生が入社してくれると盛り上がる」と語って笑顔を見せる。

また、磯部賢一所長は自社のPRやイメージ向上など、同営業所ならではの発信力にふれた上で、大きな可能性を秘めたポテンシャルに言及。地域や暮らし、災害時やイベントを含む幅広い分野における今後の展開を前向きに見据えている。

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