UPSジャパン(東京都港区)はこのほど、国際輸送サービスの強化を目的に、関西国際空港(関空)と中国・深セン間の直行便を就航すると発表。7月119日に開かれた記者会見で営業部の臼倉憲一部長(写真)は、「東海・西日本で集荷締切時間の延長などサービスを強化する」と語った。

マーケティング部の松田佳典部長は、「コロナ禍で空運・海運のスペース供給が不安定になるなか、当社はエッセンシャルビジネスとして、安定した輸送サービスを世界220の国と地域に提供し続けている」とし、「Eコマースの需要増加も顕著で、高まる顧客ニーズにお応えするため、今回のサービス強化に至った」と経緯を説明した。

輸出では、11府県149市区で貨物を集荷同日のフライトに搭載。5府県53市区では、集荷締切時間を最大6時間延長する。輸入では、8府県61市区向けの貨物をフライト到着当日に配達。また、「UPSワールドワイド・エクスプレス」を利用した場合は、3府県17市区向けの貨物を正午または午後2時までに届けるという。

両部長は、「顧客のビジネスの成長を支援するため、今後も常にネットワークの最適化を図り続ける」と語った。