中部トラック総合研修センター(愛知県みよし市)では、今年度の物流大学校講座のカリキュラムにおいてドローンに関する講習を導入し、日本UAS産業振興協議会の早川正文氏指導のもとで先般、実施された。

参加したのは同講座の受講生57人で、座学とシミュレーターによる屋内の学習を経ては、実機を使用した操縦体験と実演を屋外で企画。座学では、ドローンの概要から市場規模とその予測などが解説され、操縦などの体験で実際にドローンにふれる機会では、参加者らから前向きな反応が見られた。

関係者はドローン講習に関して、「こうした時間を通じて、ビジネスにおける新たなアイデアの起点としてもらいたい。参加者から『今後の参考となった』との声も聞けた。期待が高い分野でもあるので、物流の視野を広げるきっかけになれば良い」と手応えを感じさせるコメント。

同講習は、今年度の物流安全管理士講座内でも予定されており、同センターによる未来の物流を見据えた動きが注目される。