オートエンパス(千葉県柏市)は、運送事業者のニーズに合った車両やリース会社を無料で提案するサービス「トラックリース&ローン.com」を展開している。設立から1年を迎え、「ユーザーにとって記念すべき1台の納車に携われる幸せを噛み締めている」という岩岡豊社長に話を聞いた。

前職から15年以上、自動車販売に携わっているという同社長。「トラックの販売は顧客個人としての満足に加え、顧客の企業活動の第一歩でもあり、充実感と達成感が大きかった」ことから、昨年独立を果たした。「一方通行の販売方法では罪悪感を覚える」とし、「ユーザーだけでなく、リース会社や当社も含めた登場人物全員がそれぞれの立ち位置で幸せになれる車流通の神髄として完成したのが当サービス」と説明する。

同サービスでは、ユーザーとオンラインでの打ち合わせを行い、希望条件などを詳しくヒアリング。「ユーザーの財務状況の判断だけでなく、購入する車両のメーカーや形状・架装内容でリース会社ごとに得意・不得意があり、月々の支払額も大きく異なる。ユーザーにとって最適な車両やリース会社を提案するのが当サービスの仕組み」だが、「ユーザーからは利用料や手数料は一切いただかない。新たなビジネスモデル」だという。

ユーザーとの商談は、オンラインで実施されるため、全国対応が可能。「約30分の打ち合わせで、ユーザーとの信頼関係を築き、漠然とされていた理想の車両を具現化する」。

同社が提案する車両は、古くても3年未満が基本。「メーカー保証内の車両を提案することがユーザーを守ることにつながる」。リース会社とタイアップし、アフターフォローサービスも手掛けており、「バッテリージャンピングからレッカー、落輪時の引き上げまで、様々なロードサービスを提供する」。

同社が提案する車両だけでなく、ユーザーが見つけてきた車両のリース相談も可能。「既存の付き合いもそのままに、少しでも負担の少ないプランを提案する」と語る岩岡社長。社名の由来は「自動車(オート)で縁(エン)を繋げる(パス)」から。「今後も、誰にとってもデメリットのないサービスを提供し続けたい」と青写真を描いている。

 

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