SBSホールディングスは3月18・19日の2日間、EVに改造した中古2トントラックの試験走行を幸田サーキットyrp桐山(愛知県幸田町)で実施した。IAT(同岡崎市)とヤマト・インダストリー(埼玉県川越市)との協業によるもの。

廃棄予定だった2012年式いすゞ2トンエルフを使用し、ディーゼルエンジン部分を2台のバッテリー(合計84kwh)とモーターに換装。試験走行では、荷台を取り外した状態でコースを周回し、走行性能や安全性の検証を行った。

SBSグループではEVへの改造について、「EV車両の保有比率を拡大するにあたり、投資負担を軽減するとともに、長期使用後の中古トラックを有効活用するため」とし、「量産を前提とした小型ディーゼルトラックのEV改造は国内初の取り組み」としている。

今後は、荷物を積載した状態で走行性能などの確認を行い、型式認証を取得する予定。量産化に向け、使用開始から10年以上経過したエルフと三菱ふそう 1.5トンキャンターでEV改造を進めていくという。

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