新成運輸(村木尚哉社長、三重県四日市市)はこのほど、次世代型太陽光パネルを活用する実証実験に参加し、同パネルを搭載したトラックの運行を2月末からスタートさせた。

 

同太陽光パネルはシステック製の「ロジソーラー」で、薄型で軽量なその特徴から曲面への対応も可能。トラック荷室上部に設置された同パネルを介して発生する電力をバッテリーへと供給し、エンジンの負荷を軽減させることでエコドライブにつながるものとして期待される。

 

今回の動きはかねてシステック製のデジタコを使用していた同社がメーカー側から提案を受ける形で実現したもの。製品を見て、「従来の(太陽光パネルの)イメージとは大きく異なっていたので、驚いた」と話す村木社長は、実証実験への参加を快諾。新成運輸が協力するのは実装と運行を進めていく過程で得られる各種データの提供で、燃費や太陽光が効率的に集められるルート情報の分析等を行って製品展開に活用されていく。

 

 

今後については状況に応じて搭載車両を増やしていくことも視野に、前向きな協力姿勢を示唆。村木社長は燃費向上といった部分を利点として挙げながら、「今回の取り組みが社会や業界の貢献につながれば良い」との見解を述べている。

 

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