なんで物流部門が購買と一緒になるん?

テルヤン:なぁなぁカズキ、梅の花グループがめっちゃ面白い組織改革やったらしいで!

 

カズキ:なんやねん急に。どんな改革や?

 

テルヤン:物流部門と購買部門を合体させて「商品部」っちゅう新しい組織作ったんやて。2026年4月の話や。

 

カズキ:合体?それ何の意味あるん?

 

テルヤン:せやねん。実はこれ、工場の生産計画に物流の考え方を取り入れるための仕組みやねん。工場からセンターへ送る量って在庫であって、実際のお客さんの需要とは違うやろ?その区別をハッキリさせたんやて。

 

カズキ:なるほどな。確かに作りすぎても意味ないもんな。

 

テルヤン:副部長の三井田さんっちゅう人が中心になってやってんねんけど、この人もともと営業出身やねん。物流の専門家やないのに、めっちゃ改革進めてるんやで。

 

現場でどんな工夫してんの?

物流倉庫における商品管理と配送システムの様子
画像: Pixabay

カズキ:で、実際にどんなことやってんの?

 

テルヤン:これがな、徹底してんねん。九州から関東への航空便をトラックに変えた時な、温度計を食材に取り付けて35度の環境で9時間も放置して実験したんやて。

 

カズキ:え、そこまでやるん?

 

テルヤン:せや。マイナス18度をマイナス18度のまま届けるんやのうて、店に着いた時点でどこまで許容できるかをギリギリまで検証するんが正しい物流やって考えてんねん。賞味期限とか品質とか、お客さんに迷惑かける一歩手前まで調べるわけや。

 

カズキ:それは安心やな。適当に決めてへんのやな。

 

テルヤン:あとな、米の輸送でチャーター便使ってたんを共同配送に切り替えて、年間数千万円のコスト削減したんやて。米の使用量が減って積載効率落ちたから、他社と一緒に運ぶ方式に変えたんや。

 

カズキ:共同配送か。効率ええもんな。

 

テルヤン:せやねん。三井田さんは物流業者に頼んで、他の外食チェーンを紹介してもろてんねん。荷主同士やと政治的な問題あるけど、物流業者経由やと仲間として話できるやろ?1件もう成約してるらしいで。

 

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CLOと実装担当の役割分担って?

カズキ:そういえばCLOっちゅう役職あるやん。それと三井田さんはどう違うん?

 

テルヤン:ええ質問やな。三井田さん自身が言うてんねんけど、視座の違いやねんて。CLOの吉田さんは北極星みたいに全体を見渡して方向性示す人で、三井田さんは数字とかオペレーションとか実務を準備する人やねん。

 

カズキ:北極星ってうまい例えやな。

 

テルヤン:最初は吉田CLOが全部抱えて三井田さんがまとめる形やったけど、最近は三井田さんがシュートチャンス作ってパス出して、吉田さんがゴール決める形になってるらしいで。

 

カズキ:役割分担できてきたってことか。ええ関係やな。

 

テルヤン:でもな、三井田さん、二回大きな失敗してんねん。関西の倉庫移転で現場行かんと荷物届かん事態起こしたのと、クリスマスイブの朝4時に残荷の電話受けて配達手伝った話や。

 

カズキ:クリスマスの朝4時はキツイな…。

 

テルヤン:その経験から毎週30分の定例会とかKPI設定とか、仕組み化進めたんやて。物流止めたらアカンっちゅう戒めやったって言うてるわ。

 

業界全体への影響はどうなる?

物流倉庫における商品管理と配送システムの様子
画像: Pixabay

カズキ:で、この取り組みって他の会社にも広がるんかな?

 

テルヤン:それがな、経産省のCLO事例集で外食・中食業界から選ばれたん梅の花だけやねん。しかも巻頭や。

 

カズキ:巻頭ってすごいやん!

 

テルヤン:せやねん。4兆円規模のSUBARUとか2兆円規模の大企業と並んで載ってるねん。企業の規模と改革の進み具合は関係ないっちゅうことやな。

 

カズキ:中堅企業でもできるっちゅうことやもんな。

 

テルヤン:ただな、百貨店が絡むと難易度めっちゃ上がるらしいで。納品業者指定とか配送条件厳しいのに、改革進まへんのやて。

 

カズキ:業界の慣習って根深いもんなぁ。

 

テルヤン:でも三井田さん、他社にも「一緒にやりましょ」って呼びかけてんねん。倉庫見るとA社の商品とB社の商品が別々の棚に置いてあるけど、中身同じNB品やったりするやろ?定番品は管理を共有できたら倉庫も荷主もメリットあるはずやって。

 

カズキ:確かにな。同じ商品を別々に管理するん無駄やもんな。

 

テルヤン:営業出身の師弟コンビが作った製販一体の仕組みが、業界のスタンダードになるかどうかは、他社が共同配送の輪に加わるかにかかってるんやて。今後も注目やで!

 

カズキ:物流改革って現場の工夫の積み重ねなんやな。勉強なったわ!

 

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