ドラ日和　-37-

<解説>

健康な生活には良い睡眠が欠かせません。
理想的な睡眠時間は7～8時間ですが、それぞれの年齢や体調によって異なります。
自分に合った睡眠時間を見つけましょう。

日中働くドライバーさんのポイント

前日の寝不足を感じても、昼間に元気なら大丈夫。
もし午後2時～4時の間に眠気を感じる場合は、睡眠不足の可能性があります。
その晩は通常より1時間早く寝ることがおすすめです。
短い睡眠が3日以上続く場合は、事故の危険性が高まりますのでご注意を。

夜間働くドライバーさんのポイント

普段から寝不足気味かもしれません。
休みの日には、夜更かしを控えて、しっかり夜間に眠る時間を確保しましょう。
少しの寝不足でも、疲労が蓄積しやすくなります。

夜間運転には慣れているドライバーさんも、深夜の4時～6時は眠気が出やすいです。
仮眠をとる際は、午後7時頃は難しいので、夜間運転前にしっかり仮眠をとりましょう。カフェインの摂りすぎには気をつけて、仮眠を利用しましょう。
夜間運転後、自宅での睡眠にも工夫が必要です。
仮眠室がある場合は利用し、自宅に帰る前に仮眠をとると、より良い睡眠が得られます。
帰宅時にはサングラスをかけて光を遮り、寝る際は環境を整えましょう。

ところで、休みの日にたっぷり寝たのに、次の日に疲れが残るなんて方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合は、寝る時間を早めて、起きる時間は通常より2時間遅らせてみてください。
さらに普段の睡眠不足や休日の寝すぎが原因の可能性もあります。睡眠を含めた全体的な生活習慣を見直してみると良いかもしれませんね。

また理由のわからないストレスやイライラ、落ち込みの原因は、夢を見る睡眠（レム睡眠）が足りていないことかもしれません。
通常より長く眠ることで、ストレスが解消され、気分もすっきりします。

そして運転中にやってくる眠気に対し、どうにもならない場合はできるだけ仮眠を取るように心がけてください。
ちなみに昼間の仮眠の目安は20分以内。20分を超えると深い睡眠に入り、目が覚めた時に眠気が残ります。
夜間の仮眠の目安は2時間以上がおすすめで、深い睡眠から浅い睡眠への遷移が起き、疲労回復とストレス解消につながります。

安全運転のためにも、みなさんの健康な睡眠に気をつけてください。