ドラ日和 -34-
新入社員の達子(たつこ)と先輩達による日常時々非日常な微コメディ漫画、元気いっぱいに連載中☆
第67話
第68話
ちょっと気になったんスけど、自主的に早く出勤して仕事した時って、その労働時間はどう扱われるんスか?
早朝の出発によってみなさんの長時間労働が増えるのは避けたいところですからね。
…でもねぇ、やる気があるのは嬉しいんだけど、労働時間に含まれるってことはお給料に反映されるんですよ? 言ってることはわかるかい?
ドライバーのみなさんじゃスケジュールの調整は難しいですから。
適切な労働時間になるようにしっかりと時間配分したスケジュールを心掛けてますよ。
そう言った点でうちの会社は良い方じゃないのかな。
<解説>
運送業界では、ドライバーが自主的に早く出勤することがよくあります。
例えば、管理者が「朝一からXXの□□倉庫まで行ってもらうよ」と指示している場合、ドライバーは朝早く出発することで、お客様にできるだけ早く商品を届けようと頑張ります。
ところが、この自主的な早出も、労働時間に含まれることがあるんです。
なぜなら、明示的な指示が出ていなくても、ドライバーが自発的に早く出発している場合、これは会社の了承を得ているとみなされることがあるからなんです。
つまり、会社はドライバーが早く出発していることを知っており、それを黙認していると考えられるのです。
この問題は、特に早出が習慣化してしまうと、労働時間が長くなってしまうことがあります。
たとえ仕事が必要ない日であっても、ドライバーが長時間働いてしまうことがあるのです。
この問題を解決するためには、指示の仕方を変えることが大切です。
管理者からの指示が明確でない場合、ドライバーは自分のスケジュールを調整しにくく、余計な労働時間が発生してしまうことがあるからです。
具体的な指示を受けることで、労働時間を管理しやすくなります。
例えば、管理者が「会社から4時間かかるから昼までに着くように出発して」と指示すると、ドライバーは自分で出発時間を調整できます。
しかし、具体的な出発時間を指示されると、ドライバーはその時間に出発しなければなりません。このように、出発時間を明確に指示することで、労働時間の管理がしやすくなります。
出発時間の指示は、到着時間だけでなく、労働時間全体をコントロールするために大切です。
労働時間が長すぎないように、指示を明確にすることが重要です。
次回更新は11月21日更新予定! お楽しみに!
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