新入社員の達子(たつこ)と先輩達による日常時々非日常な微コメディ漫画、元気いっぱいに連載中☆

第51話

安心安全な

第52話

運転を目指して

はみだしッ!ドラ日和
ながら運転ってな~に?
タツコ
そもそも「ながら運転」とは何なんっスか??
ママやん
ながら運転っていうのは、車の運転中に、運転以外の何かの動作をすることを指すんだ。
一般的にはスマートフォン(スマホ)などの携帯電話やカーナビの画像を注視(保持・非保持)しながら、
あるいは通話(保持)しながら車を運転することを「ながら運転」と呼んでいるよ。
タツコ
なるほど、スマホやカーナビを運転中に使うってことはダメってことですよね?
ママやん
その通り。実は、道路交通法ではそれが厳しく禁止されているんだよ。
運転中にスマホや携帯電話、カーナビの画面を注視したり、通話したりすることは、法律違反なんだ。
さらに、そのような行為が交通の危険を引き起こす可能性がある場合、刑事手続きの対象にもなるよ。
タツコ
でも、信号待ちなどで車が停止している時はどうなんスか? 一応、車は停まってますよね?
ママやん
その点、注意が必要だね。信号待ちなどで完全に停車している間は、スマホを使うのは問題ないよ。
でも一旦車が動き出す瞬間からは「運転中」になるから、その瞬間にスマホをいじるのは危険だよ。
だから絶対安全な場所で停車してから使うことをおすすめするよ。
タツコ
ガッテン承知でーす!!
なるほど、それで道路交通法に「安全運転義務」ってあるんですけど…
ママやん
運転者は常に安全運転を心がけなければならないし、他人に危害を及ぼさないように速度と方法を選択する責任があるんだ。
そのため、運転中にスマホ画面を注視する行為も「安全運転義務違反」として罰せられることがあるよ。
タツコ
でも、どのくらいの注視時間が問題になるのか、具体的なラインってありますか?
ママやん
それが難しいところでね。
具体的なラインは法律で厳密に定められていないんだ。
一瞬スマホ画面を見ることも違反になることがあるし、警察官の裁量によるところが大きいんだ。
ハンズフリー通話は基本的に使用は認められてはいるけど「通話に対応しようとして“一瞬スマホを見た”」が場合によっては取り締まりの対象になるんだよ。
タツコ
うぇぇ~..キビシイ~…
ママやん
だから、できるだけスマホを触らずに運転するよう心がけた方が無難だよ。
タツコ
なるほど、確かに安全が最優先っスね。
でも、配送中はスマホを使わないわけにはいかないケースもあると思うんですヨ。
“管理者との連絡とか進捗状況の報告”とか“荷主からの到着時間などの確認”とか“配送先からの要望”とかとか…
応答しないと「何やってんだー!?」ってなっちゃうし…
でも、それでも安全運転は絶対に守らないといけないんですね。
ママやん
その通りだね。
安全運転は絶対に妥協できないし、事故を防ぐためにはみんなの協力が必要だよね。
だから、安全な方法を模索して、スマホを使いつつも安全な運転をドライバーだけじゃなく、企業側も仕組みの面で変えていかないとね。
例えば、運行状況をリアルタイムで把握し、アプリやツールを使って見える化することで、安全を確保しながら業務を進める方法だってあるわけだからね。
タツコ
たしかに!! その方が実は効率イイんじゃないですかね??
ママやん
そうなんだよね。
荷受け場の待機時間を減らすこともできるし、配送サービスの品質向上にもなると思うよ。
ドライバーと企業、そして荷主、携わる全ての人が協力できれば、「ながら運転」を無くしていくことができるハズだね。
タツコ
「ながら運転、ダメ!! 絶対!!」
ママやん
ドライバーはそもそも運転中にゲームやったり動画見たりなんてのは論外だからね。
タツコ
んもーッ、スマホ捨ててきますッ!!
ママやん
ちょっとアンタ、スマホ捨てちゃったら仕事の連絡どうすんのよ??

ながら運転!! ダメ!! 絶対!!

ながら運転とは?

広義のながら運転とは、車の運転中に、運転以外の何かの動作をすることを指します。この記事では、「ながら運転」が主にスマートフォン(スマホ)やカーナビの画像を注視(保持・非保持)しながら、あるいは通話(保持)しながら車を運転する「ながらスマホ」に焦点をあてています。道路交通法においては、このような行為が厳格に禁止されています。

道路交通法とながら運転

道路交通法第七十一条によれば、自動車や原動機付自転車を運転する際、車両が停止していない限り、携帯電話や自動車電話などの無線通話機器を通話(傷病者の救護や公共の安全のための緊急通話を除く)のために使用し、または車両に取り付けられた画像表示装置に表示された画像を注視することは違反です。これらの違反行為は、交通の危険を引き起こす可能性があるため、厳しく取り締まられています。

交通事故の主要原因としてのながら運転

携帯電話使用等に起因する交通事故の発生状況では、カーナビやカーテレビ等の画像を注視する「カーナビ等の注視」が最も多い原因となっています。運転者がよそ見をしている間も車は走行していますので、その間に歩行者が道路を横断したり、渋滞に気づかずに追突事故を起こしてしまう危険性もあります。運転者が守らなければいけない義務として「他人に危害を及ぼさない方法」で運転するという事を忘れてはいけません。
なお、「停止しているときを除き」とあるように、信号待ちなどで停止しているあいだにスマートフォンやカーナビを注視・通話する行為は、禁止対象にはなりません。また、ハンズフリー通話をしながらの運転は、スマートフォンを手で支えたり持ったりしないので、基本的には使用が認められています。

安全運転の義務

運転者には「安全運転の義務」が課せられており、速度や方法を選択する際に他人に危害を及ぼさないように心掛けなければなりません。したがって、運転中にスマホ画面を注視する行為も「安全運転義務違反」として取り締まられます。

信号待ちでの注意

信号待ちの際にスマホを操作することは、一般的には許可されています。しかし、動き出す瞬間には注意が必要であり、動いている間にスマホを操作することは禁止です。安全な場所で車を止めてから操作しましょう。

運送業界の特殊性

運送業界では、運転中にスマホを使用しなければならないケースも多くあります。しかし、安全が最優先です。運行状況をリアルタイムで把握し、配送の進捗状況を報告するためには、安全な方法を模索しましょう。アプリやツールを活用して運行状況を見える化し、安全を確保しながら業務を遂行しましょう。

結論

「ながら運転」は命を危険にさらす行為であり、厳しく取り締まられています。運転者と企業の両方が安全を最優先にし、運転中のスマホ使用を避けるための対策を講じることが重要です。安全運転の意識を高め、事故を未然に防ぎましょう。安全な運送を実現するために、運転者と企業の協力が必要です。


次回は9/19更新予定! お楽しみに!