サンダーボルト(安田武史代表、愛知県尾張旭市)はこのほど、仮想体験型安全教育VR「Dri―VR」(ドライバー)の「フォークリフト編」をリリースした。

 

Dri―VRは専用ゴーグルで再現された運転席を通じて様々な事故シーンを体験することで安全や事故防止への意識向上を促すシステム。すでに展開している「トラック・トレーラー編」の利用者から「リフトバージョンはないのか」との問い合わせもあったことから開発に着手し、7日に正式販売が開始された。

 

システム内では「パレット・フォークに乗った作業」「トラック等の搬入時」「リフトアップ状態」「前方が見えない搬送時」「急加速・急ハンドル操作」といった11のシーンを用意。

 

性質上、後方を確認しながらの作業が多い点や死亡率が高い転倒時の事故も再現し、また接触事故等防止の観点からリフト操縦者以外の作業者向けコンテンツも盛り込んだ。

 

安田代表は今回のシステムについて撮影時の苦労やアイデアの抽出にふれながら、「良いものができたと実感している」と手応えに言及。

 

「トラック・トレーラー編」との併用や継続的な学習で安全意識の向上に寄与したいとする考えを述べ、暮らしを支える物流現場の重要性をあげて「働く方やその家族を守りたいという思いも強い」との見解を示している。

 

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