SBSホールディングスの鎌田正彦社長は1月4日、グループ全従業員に向け、「ECの急拡大に対応すべく汎用性の高いEC物流システムの開発を進め、10年以内にEC物流で1000億円規模の売上を獲得していく」と発表し「10月に竣工した横浜の倉庫には日本最大級のオートストアを導入してDX化を推進、今年着工する大規模倉庫にもロボット等最先端技術を導入していく」と説明した。

また「本年4月には東証プライム市場に移行しサステナビリティの面でも厳しい基準が課せられるようになるが、EVトラックの導入や太陽光発電等で脱炭素化やCO2削減に取り組み、ESG経営を推進していく」とし、「今年は新宿にグループ会社が一堂に集結、グループ発展のため物理的距離を縮めて一体運営し、スピードアップしていく」と話した。新オフィスのエントランスには大型サイネージを設置し現場の活躍を来客者に見せたり、ロボット等の最先端技術を展示するショールームも設けて営業販促活動の支援を図る模様。

鎌田社長は今年のキーワードとして「集(つどう)」を示し、「新本社に皆が集い、さまざまな交流から新たな出会いや発見を通じて、日本の物流業界でかつて誰も成しえなかった新たなステージで大いに活躍できる企業集団をめざしたい」と語る。グループ各社は3月22日までに段階的に新オフィスに移転するが、SBSファイナンス、SBSスタッフ、ジョブライトの3社は電話番号だけ先行して移し、会社は6月に移転する。なおSBS東芝ロジスティクスは本社機能の一部を移転。移転先の代表電話番号はSBSロジコムの03(6772)8204番。

なお、SBSロジコムの輸送営業開発部は12月27日に移転が完了しており、1月4日には同社が運営する求貨求車の物流マッチングプラットフォーム「iGOQ(イゴーク)」の「アカウント簡単切り替え機能」を公開し同日提供を開始した。「委託・受託のどちらも行いたい」という利用者の声を反映し、改善・開発を行った。

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ラグビーチームと契約を締結

また、今年1月に開幕したラグビーの新リーグ「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビーリーグワン)」に参加する「リコーブラックラムズ東京」と、SBSホールディングスは昨年12月22日にオフィシャルパートナー契約を締結した。同チームの選手は、背番号下部にSBSグループのロゴマークが入ったウェアで公式戦を戦う。

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なお、同リーグの事業共創パートナーにはNIPPON EXPRESSも名を連ねている。

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